国内で初めて日立製作所が11月15日に従来のようにガラスのレンズを必要としない新しいレンズなしカメラを開発致しました。特殊なフィルムを画像センサーに貼るだけの構造で、カメラを大幅に小さく、低価格で作ることができます。
15日付のニュース関係によると、レンズなしカメラが登場したことにより、今後のスマートフォン端末やロボット開発、監視カメラ等での使用が想定された開発であり、2年後の2018年ごろまでに実用化を目指すとされています。
さて、この技術が開発されてからはどんな画像が撮ることができるのでしょうか?それに低価格で作れるということで今後の値段や運用の仕方も凄く気になってしまいます…!
そんな中レンズなしカメラの特性からどういった盗撮規制等や法律が掛かるかも気になるところでもあります。今回はそんなレンズなしカメラのことを追ってみました!
盗撮などの危険性や法律関係
今見たところだけでは法律関係などでひっかかることはないかとは思いますが…隠しカメラなどでもいつかはこの技術などで使われるのでしょうか?そのような場合どういった盗撮等の法律規制などはどうなるのか。普通は盗撮の時点で法律的にアウトなんですけどね。
ただこの技術がカメラに使用されていくことによって盗撮なんかが増えていくのではないか?そしてそこからどんな法律規制が新たにされるかが不安なところでもあります。今のところではまだなんとも言えませんが今後そういったところもまた課題になっていくのではないかと思います。
みんなが安心して利用するためには、なんらかの規制は前もって考えておく必要がありそうです。
カメラの値段の予想
既存のカメラですとデジタルカメラがだいたい1万前後のお手ごろな値段で一眼レフ等のものになると安くても大体4万前後~数十万までのかなりの値段となります。そこでこの新しい構造をしたカメラはいったいどの値段あたりに落ち着くのでしょうか?
私個人の予想では大体出た当初は十万円少々で、安定し始めたら一気に値段がデジタルカメラ並みになるのではないかと私は予想しています。あんまり高すぎると今のご時世一般家庭では中々手がだせませんからね。
皆様はいくらぐらいの値段を予想しましたでしょうか?発売日には皆様の予想した値段ぐらいであると嬉しいですよね!その時私も懐の余裕があったらレンズなしカメラを買ってみたいものです…!
レンズなしカメラの開発関係
レンズなしカメラですが簡単に説明すると、下記のようなものになります。
特殊フィルムとセンサーによって、被写体を「平面と奥行の情報を持ったデータ」として記録。センサーから、記録されたデータを取得センサーに記録された「モアレ縞」という情報から画像を変換、記録した被写体画像を再現する。
特殊フィルムに印刷された同心円状のパターンにより、フィルムに入射する光線の角度に対応した「モアレ縞」と呼ばれる画像の周期データが発現されます。
このモアレ縞は、デジタル画像の画素解像度と模様の周波数によって生じる、固有周期を持った模様のことを指します。
本来、印刷やグラフィックの分野などでは、デジタル画像の処理上で発生してしまう副産物的なものなのですが、今回のレンズレスカメラの技術では、このモアレ縞が、元の像に対応した固有周期を持っている特性を利用し、フーリエ変換と呼ばれる広く普及した簡単な画像処理で撮影画像を再現するそうです。
引用:http://normalchina.com/日立レンズレスカメラ開発でレンズなしカメラは/
この特殊な構造をしたカメラですが、もともと米国の大学や企業にも先行例があったそうでしたが、日立製作所の画像処理方法とはまた違います。日立製作所の方式のはそれよりも従来技術と比べて300倍も計算が速く、1秒間に約30コマの動画撮影もできるそうです。
現在の日立製作所での発表でこの試作型のレンズなしカメラの解像度はまだ高くないとのことですが今後の発売にどれぐらいの解像度を上げられるかが気になります!日立製作所の皆様には頑張って誰もが欲しがる立派な製品に仕上げてもらいたいものです。
まとめ
さて日立製作所からの新しい構造を使ったレンズなしカメラの記事はいかがだったでしょうか?まだまだ試作段階ではありましたが、性能面でも中々なものだと思います。今はまだ解像度がそこまで高くないようですが2年後の発売予定日あたりまでには今のカメラ以上の性能を期待しちゃいます…!
値段の予想もしましたがもちろんそれに見合った値段であれば納得してどんどんと売れていきそうですけどね。
そして盗撮などの悪用による法律規制等で、せっかく新たに作られた技術に悪いイメージが先行しないことを願います。