11月から2月にかけて、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎が最も多く発生するといわれています。
ウイルスや細菌、寄生虫が原因で感染した症状を感染性胃腸炎とまとめて呼び、ノロウィルスはウイルス性胃腸炎の一種です。
東京でも流行警報が発表されました。この流行警報は一体どのような基準で発令するのでしょうか?全国の発令状況なども調べてみました。
東京でノロウィルスなどの感染性胃腸炎 流行警報
ノロウイルスなど感染性胃腸炎の患者が急増しているとして、東京都は、24日、「流行警報」を出しました。手洗いなどを徹底し、感染を予防するよう呼びかけています。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20161124-00000056-jnn-soci/span>:
流行警報の基準

http://www.pref.tokushima.jp/docs/2008041100022/
流行警報の基準値は、保健所ごとの市や区などの定点で20人を超えた場合に発令します。終息基準は12人未満ですが、それに満たすまでは警報は継続します。
流行レベルにより、注意報か警報かに判断されます。
注意報とは、流行発生前であれば、今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性がある場合か、流行発生後、継続して流行している可能性がある場合に、注意報が発令。
大きな流行が発生した場合や、流行の継続を疑われる場合に警報として発令します。
では、全国の炉道府県の感染性胃腸炎の発生状況を見てみましょう。
全国都道府県の発生状況

http://www.kierukin.com/user_data/norovirus_prevalence.php
広島県、三重県、島根県が流行度上位となっていますが、感染性胃腸炎はこれからがピークです。
広島県、三重県、島根県に続く東京都、岡山県、奈良県、熊本県、兵庫県も流行度数が高くなっていますが、翌週には急増し、流行警報が発表されています。
11月上旬から急増する、感染性胃腸炎。12月をピークに一旦減少し、1月から3月にかけて再度増加する傾向にあるようです。
12月はノロウイルスが最もピークで、春からのピークはロタウイルスによって形成され、食中毒や細菌性のものが夏季の胃腸炎の原因となっているようです。
ノロウィルスの予防対策
全国的にも流行警報や注意報が多くなっている感染性胃腸炎ですが、まだまだこれからが本番といえますので、しっかり予防を行いましょう!
手指からの感染が一番多いといわれています。指の間や爪の中をしっかり石鹸で洗うのはもちろんですが、下記のような事にも注意しましょう。
- 生で食品を食べない
- 賞味期限を守ること
- 調理の際は、85度で1分以上加熱をする
これを注意するだけで、予防につながるそうです。
この季節だからこそ、普段口にする食べ物は特に気をつけたいですね。
ツイッターの声
ノロウィルス急増。こまめに長めの手洗いやマスク、うがいなどで徹底的に予防を。罹った人はわかるだろうけど・・・地獄見ますよ。ほんとに死ぬかと思った。https://t.co/Uz4vHXMXMF
— まーくん48 (@makun1961) 2016年11月24日
>ノロウイルスは、乾燥する冬場に発生することの多いウイルスです。
>85度以上の加熱を90秒以上することで感染力を失います。#FGO pic.twitter.com/rdQbLxKVy3— 結城私心 (@yuukisisin) 2016年11月22日
流行に乗りました。みんな気をつけてね。なにげに胃腸炎は初めてだったのだけど普通の風邪より辛いね / 感染性胃腸炎の患者が急増、東京都が流行警報(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース https://t.co/X2uDAjnnCm #Yahooニュース
— studio9 (@photostudio9) 2016年11月24日
うがい、手洗い、マスク😷
感染症対策が一番重要だね😺
https://t.co/OeyW9ymNk6— 侍・kitten (@joshua726) 2016年11月24日
まとめ
さて、感染性胃腸炎の流行警報についての記事はいかがだったでしょうか。
空気が乾燥すると、のどの粘膜がウイルスの侵入を防げなくなります。うがいをして細菌が口の中やのどに付着するのを防いだり、マスクを着用するだけでも乾燥を防ぐことができます。
ノロウイルスなどの感染性胃腸炎などは、腸内環境を整えることにより免疫力が上がり病気にかかりにくくなります。
ヤクルトやヨーグルトなどの乳酸菌は、ノロウィルスに吸着して菌の増殖を抑えてくれるので、腸までしっかり届く乳酸菌を摂取するといいでしょう。
これからが感染性胃腸炎のピーク。しっかり予防して、感染しない健康な体づくりを心がけたいですね。