2016年の紅白出場歌手が発表されましたね。デビュー20年目のKinKi Kidsをはじめ、PUFFYやTHE YELLOW MONKEYといった90年代から活躍するアーティストの初出場が目立ちます。
その初出場歌手の中で、ひときわ異彩を放つのが宇多田ヒカルさんではないでしょうか。
なぜ、今までずっと断り続けたと言われる紅白歌合戦の初出場を決めたのか。一体どの曲を披露してくれるのか。予想を交えて考えてみました。
2016音楽活動を再開
- 本名・宇多田光
- 別名・ヒッキー(Hikki)
- 生年月日・1983年1月19日(33歳)
- 出身・アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市
- デビュー・1998年
宇多田ヒカルさんといえば、今年8年ぶりにリリースしたアルバム『Fantôme(ファントーム)』が大きな話題を呼びました。ファントームはフランス語で”幻”や”気配”の意味。亡くなった母・藤圭子さんへの想いからつけられたタイトルとも言われています。
日本での初登場1位は予想されていた安定したものでしたが、アメリカiTunesチャートでの6位には驚かされました。当の本人も「何が起きてるんだ?」といったコメントを発するほど、想定外の事態だったようです。
4月、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌に、ファントームの収録曲でもある「花束を君に」が起用され、9月には「サントリー南アルプス天然水」のCM『水の山行ってきた 南アルプス』篇で、本人出演のCMがオンエアされました。
まさに2016年は、唄い人宇多田ヒカルの大復活イヤーとなったわけです。
紅白で歌う曲は?
順当に考えれば、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』主題歌である「花束を君に」でしょう。ドラマそのものもヒットしましたし、全世代への認知度も抜群です。
多くの人が疑いなく「花束を君に」を披露曲に予想するでしょうし、私もそう思います。
ただ、宇多田ヒカルさんの名曲、ヒット曲の多さを考えると、一概にもそうとはいえないような気もします。さすがに「Automatic」や「First Love」という可能性はないのでしょうが(笑)
個人的には、「光」を披露するなんてことがあれば、ものすごく素敵な光景が見られるような気がします。
「光」は2002年発表とすでに14年も前の楽曲ですが、宇多田さん本人が「私はこの曲以上に良い作品は書けないと思う」と当時コメントしていたほどの楽曲です。
満を持して出場する紅白歌合戦のステージ。そんなミラクルがあってもいいような気はします。
紅白出場依頼を断り続けた理由
別仕事やレコーディングとのバッティングを理由に、これまで何度もオファーされていた紅白出場を断り続けてきたといわれています。父親・宇多田照實さんの方針という説もありました。
それらは憶測の域を出ることはなく、本当の理由はわかりません。
また、2010年からは「人間活動」に専念していましたから、今年までの6年間の中で断った経緯があるとしたら、それが理由でしょう。
どんな理由があって断り続けたのか、なぜ今年初出場を飾るのか。
興味深い点ではありますが、今は数年ぶりに見る宇多田ヒカルさんの歌う姿だけを楽しみにしようと思います。